勤務先での昼休みにちょっとひと眠りしたいが、横になれるスペースがない場合、あなたはどうする?アイマスクや昼寝用枕、折り畳み式簡易ベッドといった「昼寝グッズ」をオフィスに運びこむ?それともサラリーマン専用の「昼寝バー」や「シェア・カプセルルーム」に足を運ぶ?工人日報が伝えた。
一方で昼休みに眠りたくない場合はどうやって時間をつぶしたらいいだろうか?昼休みを利用して、エステやフィットネスに行ったり、昼休みにターゲットを絞ったカスタマイズされたサービスや販促キャンペーンを利用してもいいかもしれない。
現在、大・中都市では、昼休みのフィットネスやエステサービスを利用するサラリーマンや、アイマスクや昼寝用枕、折り畳み式簡易ベッドなどの「昼寝グッズ」を購入するサラリーマンも増える一方だ。また、こうした昼間の消費がひっそりとしたブームを起こしていることにメーカーやショップの思考の転換を促し、ニーズに応えるように、昼間の時間帯を選んだ販売促進を始めているメーカーやショップも少なくなく、昼休み消費はすでに新たな消費ホットスポットかつ市場潜在力を備えた大きなビジネスチャンスとなっている。
〇面積3平方メートルでどうやったら熟睡できる?
ホワイトカラーの石さん(女性)は、昔から昼寝の習慣がある。最近彼女は、「昼寝用枕」を購入した。その枕は、大きなL字型で、うつ伏せになった際に腕を入れることができる約8センチメートルの隙間がデザインされている。「これで腕にかかる重量を緩和することができて、デスクの上に臥せて昼寝をしても、腕がしびれるという問題から解放された」と石さん。
石さんの事務所はパーティションによって区切られている伝統的な「格子スタイル」で、各社員の個人スペースは3平方メートルもない。限られた空間ゆえベッドを持ち込んで昼寝をすることができないため、さまざまな「昼寝グッズ」をめぐって、同僚たちの間で情報が交換されるのだという。「ある同僚は、事務所の椅子を、背もたれの角度が調節可能な昼寝対応チェアに替えた。また別の同僚は、遮光アイマスクやノイズキャンセリングイヤホンを購入した」と石さんは紹介した。
より質の高い「昼寝」を求めるホワイトカラーも少なくない。時間単位で借りられる昼寝用ホテルを職場近くに探し、利用する人もいる。数人の同僚で一室をシェアすれば、1人あたり数十元(1元は約15.1円)の出費で済む。