中国で高級感ある名前のビールが続々登場 個性派デザインのフルーツビールが女性に人気

人民網日本語版 2019年08月19日10:06

今月8日に立秋を迎え、ザリガニの値段が上がり、カニがおいしい季節がやってくる。そして、ビールは夏になってからずっと存在感を示し続けている。6-8月の3ヶ月間は、1年でビールが最も売れる時期だ。スーパー数軒を取材してみると、「高級感」のある名前のビールが増えているほか、フルーツビールが人気となっていることも分かった。揚子晩報が報じた。

高級感ある名前のビールは値段も高め

「中国クラフトビールMaster Gao BabyFatジャスミン茶ラガービール」、「ドリーム醸造ストロベリーフルーツクラフトビール」、「ヒューガルデン福佳白ビールベルギー風味クラフトビール」。舌がもつれそうで、響きに高級感ある名前のビールが今年、ビール市場で数多く見られる。

しかし、こうしたビールは名前に「高級感」があるだけでなく、実際に値段も高い。例えば、オンラインショッピングモール・天猫(Tmall)では、「ドリーム醸造ストロベリーフルーツクラフトビール」(320ml)が6本セット299元(1元は約15円)、「ヒューガルデン福佳白ビールベルギー風味クラフトビール」(500ml)が18缶セット400元で販売されている。南京のローカルブランド「中国クラフトビールMaster Gao BabyFatジャスミン茶ラガービール」は(500 ml)が1缶15元だ。

びっくり!数百種類もあるフルーツビール

スーパーの商品棚には、一般的なビールや純生ビールのほか、バナナビール、マンゴービール、ローズビールなども並んでいた。あるスーパーの店長は取材に対して、「フルーツビールはよく売れている。女性がよく買っている。常連客はブランドを見て買うが、新しい客は新鮮味のある味のビールに興味を持ちやすい。また、フルーツビールはアルコール度数が低く、ジュースのようなので、お酒があまり飲めない人にも向いてる」と説明した。

実際には、フルーツビールはフルーツ酒の一種だ。ビールの専門家は、「フルーツ酒に用いられる酒には白酒、ビール、カクテルなどがあるが、フルーツビールのベースになる酒はビールだけだ。ビール類でも広くフルーツ酒が作られており、多くの人が見たことがあるフルーツであれば、そのフルーツビールが必ずと言っていいほどある」と話す。南京市内の1912街区のバーを取材すると、200種類以上のフルーツビールを扱っているところもあった。

スーパーを数軒取材したほか、ネット上でも検索してみると、「雪花」、「青島」、「哈爾浜(ハルビン)」など、中国でおなじみのビールブランドはフルーツビールを出していなかった。では、フルーツビールは、一般的なビールの売り上げに影響を与えているのだろうか?ショッピングサイト・淘宝網で「ビール」と検索し、売り上げランキングを見ると、10位以内に一般的なタイプのビールが6種類入っていたのに対して、フルーツビールは2種類だった。(編集KN)

「人民網日本語版」2019年8月19日

  

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