インスタント麺を粉砕して家具修理に利用 耐久性は大丈夫?

人民網日本語版 2019年07月10日09:06

「90後(1990年代生まれ)」の若者・汪偉さんは、家具修理の仕事に就いて8年になる。彼は、ネット上で1千万を上回るフォロワーと持ち、「ベンチ棟梁」と呼ばれている。「インスタント麺であらゆるものを修理する」という彼のスキルに疑いを抱く人もいる。汪さんはこのほど、「インスタント麺による家具修理」の背後にある物語を明かしてくれた。北京青年報が伝えた。

インスタント麺で家具修理の動画を発表したら、一夜にしてフォロワーが100万増

日に焼けた肌、金縁の丸い眼鏡、黒いTシャツ、ブルージーンズ姿で記者の前に座っている汪さんは、品の良い小都市の青年そのものだった。

動画のなかで、彼は、陶器の洗面台から木製のテーブル・椅子・ベンチまで、ソフトな革製のバッグから硬い車の緩衝装置まで、ありとあらゆるモノを修理している。どんなモノでも、破損したら、彼は「彼にしかできない特技」を使って修理している。その特技とは、インスタント麺を材料にして、壊れたモノを完璧に元通りにする技術だ。国内のネットユーザーは、「私のテーブルがインスタント麺でできているとは信じがたい」、「インスタント麺で修理したモノを観ると、自分が食べるインスタント麺は全て浪費だと思った」などとコメント。海外のネットユーザーからは、「彼は古い東洋秘術を駆使している」というコメントが寄せられている。

汪さんは、「ある朝、お客がナイトテーブルを持ち込んできた。テーブルの表面が焦げて、大きく凹んでおり、私に修理して欲しいという。私は朝食にはいつもインスタント麺を食べているが、半分ほど食べた時に、突然アイディアが浮かんだ。この大きな凹みは、インスタント麺で修理できるのではないか?そう思い付いて、私は早速実行に移した」と話した。

「初めてインスタント麺で修理したときには、難しいこともあった。だが、この修理品をショート動画投稿サイトにアップしたところ、1夜にしてフォロワーが100万人に増えた」と彼は続けた。

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