「Tubbyは四川省の成都から来たパンダ。四川伝統演劇の『変臉』や火吹き、注ぎ口の長いやかんからお湯を注ぐ茶館のパフォーマンスだってできる。Tubbyはずっと空を飛んで外の世界を見に行くことを夢見ている…」これは成都の「80後(1980年代生まれ)」女性の周笠さんが創作した絵本「パンダTubbyの世界旅行」の一節だ。中国新聞網の微信公式アカウントが伝えた。
ロンドンにやって来て、2階建ての市バスに乗って街中のあちらこちらを見て回るパンダのTubby(写真提供・取材対象者)。
この絵本の中で、温厚でかわいいパンダのTubbyは熱気球に乗って世界を周遊する。Tubbyは米国や日本、韓国、オーストラリア、エジプトなどの国に行くが、最後には一番恋しいのは成都の激辛鍋「麻辣火鍋」だと気づく、というストーリーだ。
成都の女性として、周笠さんはパンダや四川伝統演劇である川劇、蓋つきのお碗で淹れるお茶といった成都の現地文化に強い思い入れがある。周さんは世界の人文地理も好きだったため、「パンダTubbyの世界旅行」と「パンダTubbyの北極探検」を創作した。
「パンダTubbyの世界旅行」と「パンダTubbyの北極探検」(写真提供・取材対象者)。