6月14日、陝西省西安市にある陝西歴史博物館では、収蔵品「独孤信多面体石炭製多面体印」を見るために大勢の来館者があった。2019年の中国大学統一入学試験(高考)の数学の問題にこの印章が登場したことから、瞬く間にネットで話題になり、同館を訪れた人たちは展示ケースの前で足を止め、次々に写真を撮っていた。この印章は西魏の名将・独孤信がさまざまな時期に使用していたもの。石炭で作製された、8角26面の球体で、このうち14面には「臣信上疏」、「臣信上章」、「臣信上表」、「令」などの文字が彫られている。北朝の印璽制度を研究する上で貴重な実物資料だ。中国新聞社が伝えた。(編集KS)
「人民網日本語版」2019年6月15日