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静かなブームとなってる「昼休み消費」 「3平米2時間」でいくら儲かる? (2)

人民網日本語版 2019年09月23日13:28

勤務中に仮眠を取るという習慣が普及することで、一部の国では、関連産業が決して侮れない市場価値を備えた産業に成長している。マッキンゼー報告によると、米国の睡眠関連業界の2017年市場価値は300億ドルから400億ドルに上り、かつ現在も発展し続けており、衰える気配は全くない。

〇昼休みの2時間はどこでリラックスする?

昼休み経済とは、一般的に、市民が昼休みを利用して、昼寝やエステ、フィットネス、あるいは自分が興味を持っている活動に参加して、それによってもたらされる経済的利潤のことを示している。

昼休みフィットネスや昼休みエステ、昼休みショッピング、昼休み映画鑑賞など、サラリーマンの多くが昼休みは、昼寝以外に、心身のリラックスを目的とするさまざまな消費スタイルや方法があると考えていることが取材で明らかになった。昼休み消費は、飲食・レジャー・文化など複数の業界に関連するようになり、多くのメーカーやショップは、昼休みに的を絞り、販促活動や優遇措置をうち出し、消費者にカスタマイズされたサービスを提供しようとしている。日中のビジネスも展開しやすくなっている。

サラリーマンの昼休みは約2時間あるため、昼休みの過ごし方を選択する上で、価格と利便性がキーポイントとなる。

北京市朝陽区にあるビューティ・サロンの販売担当マネージャーは、「平日の昼休みは、土日の週末に続く、予約のピークとなっている。現在、多くの客が、2時間の昼休みを利用して、フェイスケア・シャンプー・マッサージのサービスを受けている。施術を受けた後少し昼寝をすれば、ちょうど昼休みが終わる。退勤後はまっすぐ帰宅して家族と過ごす時間も増える」と話した。

一部のフィットネスジムも、昼休みの時間に、ヨガやエアロビクスなどのフィットネスクラスを設け、多くの女性社員から好評を博している。昼間の上映を行っている映画館も多い。

では、職場の近くに昼休みレジャーを楽しむ場所がない場合は、どうすれば良いのだろうか?

電子商取引プラットフォームの急成長に伴い、ネットショッピングで自身の「購入欲」を満足させている人は増加の一途をたどっている。アリババの通販アプリ「微淘」の統計データによると、平日午前11時から午後1時および午後9時から午後11時が、同プラットフォームへのアクセス数がピークとなっている。このため、多くのメーカーやショップは、インターネットに接続するモバイル端末に対する昼休み時間帯の広告投入を重視し始めている。また、微博(ウェイボー)や微信(WeChat)のソーシャル機能「モーメンツ(朋友圏)」などの社交メディア上でも、昼休み中に新商品に関する広告を出したり、あるいは短い時間で行う販促キャンペーンの「秒殺」を展開するメーカーやショップも増えている。(編集KM)

「人民網日本語版」2019年9月23日 

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