中国の高速鉄道が世界をリードするようになったのはなぜか?

人民網日本語版 2019年09月18日11:23

京張高速鉄道の八達嶺長城駅の主体構造の工事が完了した。(撮影・孫立君。中国鉄路の公式アカウントより)

高速鉄道が1センチもなかった状態から、営業距離数で世界一へ。時速200キロメートルの秦瀋旅客専用線から時速420キロメートルの対向列車テストへ。海外に行って技術を学ぶ「留学生」時代から、外国人を育てる「国際教員」へ…。過去70年間に、中国の高速鉄道は中国のスピードで駆け抜け、中国の奇跡を生み出した。中国の高速鉄道は目下、流動する巨大なネットワークを築きつつあり、中国社会全体の時間と空間への見方を変化させ、世界の発展をサポートする中国の知恵も提供している。

中国の鉄道は数十年で先進国が数百年かかった道を通り過ぎ、2016年には国が、「2020年をめどに鉄道網の規模を15万キロメートルに引き上げ、このうち高速鉄道は3万キロメートルで、中国で『南北に4本、東西に4本』の高速鉄道網がほぼ形成される」と最終的に確定した。

▽中国の高速鉄道の標準を確定

「中国の高速鉄道内でのコイン立てテスト」が一時人気の検索ワードになり、中国内外のネットユーザーから多くの「いいね」が寄せられた。この「コイン立てテスト」と高速鉄道が乗客に快適さを提供しようとすることとは、ともに同じ指標に基づいている。「揺れないこと」だ。

路盤、橋梁、トンネル、レール、線路……これらにかかわるプロセス、製造工程、技術にはすべて、中国の高速鉄道関係者の知恵、イノベーション、忍耐力などが極限まで反映されている。今や、中国は国際標準化機構(ISO)の連結器の標準起草国の1つであり、技術は世界のトップクラスにある。

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