陝西省西安市雁塔区のある大型スーパーに最近、ハイテク・ショッピングカートが設置されるようになった。カートに搭載されているディスプレイ画面を使うと、商品を選びながら、そのまま精算もでき、レジに並ぶ必要がない。ディスプレイの下には、3タイプの端子がある充電ケーブルが付いており、スマホの充電もできる。
またスーパーのスタッフがその使い方のデモンストレーションを行っていた。ディスプレイの表示に従って、商品棚からガムとインスタントコーヒーを手に取り、そのバーコードをショッピングカートに搭載されているスキャナーでスキャンすると、「カートに入れてください」と音声で知らせてくれる。ディスプレイには、商品名や重さ、値段などが表示され、それらの商品を識別するのに1秒もかからない。そして、「購入」、「精算」の順にタップすると、商品明細が表示され、精算用のQRコードをディスプレイの後ろのカメラでスキャンすると、5秒で精算が完了する。
スタッフによると、このハイテク・スマート・ショッピングカートはすでに導入されて3年以上たっており、同スーパーでは28台置かれている。周末になると、利用率が高くなるが、その多くは若者で、高齢者の利用は少ないという。(編集KN)
「人民網日本語版」2019年3月27日