「一帯一路」が中国・欧州の互恵の紐帯を強くする

人民網日本語版 2019年03月25日15:44

これまでの5年間に、「一帯一路」(the Belt and Road)構想はユーラシア大陸に芽を出し、根を張り、中国・欧州の戦略的協力の新たな成長源になるとともに、中国・欧州関係をより接近させ、互恵・ウィンウィンを実現する重要な紐帯となった。新華社が伝えた。

欧州連合(EU)は14年連続で中国にとって最大の貿易パートナーの座をキープし、中国はEUにとって2番目の貿易パートナーだ。ますます多くの欧州企業が中国で業務を展開し、EUも中国企業の海外投資の重要な目的地になった。こうした過程で、「一帯一路」建設が重要な役割を発揮している。

ドイツ・デュッセルドルフで、鉄道運営のバーンオペレーター有限会社(DBO)はより多くの欧州製品を中国行きの貨物列車に積み込んでいる。同社の物流・事業発展部門の関係責任者は、「国際定期貨物列車『中欧班列』の発展は中国・欧州関係の急成長の縮図だ」と述べた。

スペイン・マドリードでは、「義新欧」の列車がマドリードと中国東部の義烏をつなぐだけでなく、両国企業が双方の市場に進出するようより多くのチャンスをもたらしている。マドリード商業連合会(CEIM)のフランシスコ・アランダ副会長は、「義烏はマドリード企業が広大な中国市場に進出するための扉だ」と指摘した。

インフラ建設プロジェクトの実施にともない、「一帯一路」建設が欧州でますます具体化し、経済発展を促進すると同時に、国民にも利益をもたらし、メリットが「目に見え、手で触れられる」ものになった。

中国遠洋海運集団が投資運営するギリシャ最大の港湾・ピレウス港は「一帯一路」協力の模範例だ。ピレウス商工会議所の会頭は、「中国企業が加入して、港湾の発展に新たな動きがみられ、経済の活力が日に日に増大し、新たな仕事のポジションが次々に生まれている」と述べた。

中国が国際社会に提供する重要な公共財として、「一帯一路」構想の共同建設では開放性、包括性、透明性を主張し、国際ルールと市場の原則を遵守することを主張し、各地の状況を踏まえて適切な措置を執ることを基礎として、高い品質と高い標準を追求する。互恵・ウィンウィンにより「一帯一路」建設は欧州でますます積極的な反応を得るようになる。

モゲリーニEU外務・安全保障政策上級代表は、「EUは欧州と中国の相互接続を深化させ、ユーラシア相互接続戦略と中国の『一帯一路』構想との連携を追求し、第三国協力の展開に力を入れることを望む」と述べた。

こうしたことからみえてくるのは、中国・欧州の包括的な戦略的パートナーシップが一層深化するにつれ、EUとそれ以外の欧州諸国が「一帯一路」協力により積極的に参加するようになるにつれ、中国と欧州の人々は発展のメリットをより多く享受できるようになるということだ。(編集KS)

「人民網日本語版」2019年3月25日

  

最新ニュース

注目フォトニュース

コメント

| おすすめ写真

ランキング