「青春とははかないものだ。初恋は結局実らない」――。南京中医薬大学心理学部の王挺准教授はこのほど、大学4年生を対象とした「初恋」に関する調査を行った。その結果、この言葉は、多数の大学生の「失恋の痛み」を表現していることが実証された。調査対象となった大学4年生240人のうち、「初恋を経験したことがある」人は170人、このうち初恋の人との恋がまだ継続しているのはわずか2人、初恋の成就率は1%にとどまった。揚子晩報が伝えた。
●「胸が張り裂けそうに痛い」調査:初恋の成就率はわずか1%
王准教授は、選択科目「医学心理学」を履修している大学4年生240人を対象とした調査を実施した。調査の結果、初恋の全体的な「成就率」はわずか1%であることが判明した。
王准教授は、「学生の心理カウンセリングを進めているうちに、初めての恋愛経験の中で、学生はさまざまな問題に衝突し、長い時間をかけてもその解決方法が見いだせず、袋小路に入り込む場合が往々にしてあることが分かった。この小規模な調査を通じて、学生たちに『多くの人は、長い人生で、最低1度は失恋を経験する。この運命は決して避けられない。人は躓くたびに成長し、より大きな人間になる』ということを伝えたい。身体の骨組みが成長するのと同じように、大人になるために、『引き裂かれる』ことや、『磨かれる』こと、さらには『捻挫やケガ』を経験する必要がある」と話した。