パミール高原の深奥部に位置する新疆維吾爾(ウイグル)自治区塔什庫爾干塔吉克自治県大同郷では、杏の花が満開だ。ピンク色の花が雲のように辺りを包み込み、青い空や白い雲、流れる川にかかる小橋に照り映えて、その中にいると夢か幻かといった感覚に襲われる。陶淵明の桃源郷さながらの世界に迷い込んだかのようだ。大同郷はパミール高原の奥地にあり、平均標高は約2800メートル。昔から「この世の仙境‐‐杏の花の村」と呼ばれており、塔什庫爾干県の中心地からは約180キロメートルの距離がある。中国新聞網が伝えた。(編集KS)
「人民網日本語版」2016年4月9日