抗日戦争記念館がバーチャル展示 スマホからもアクセス可
中国人民抗日戦争記念館は10日午前、バーチャル展示「台湾同胞抗日闘争史実展(http://virtual.1937china.com/twz/index2.html)」をスタートした。パソコンのほか、スマートフォン・タブレットPCなどでも閲覧できる。モバイルインターネットを通じた、マルチデバイス対応の3Dバーチャル展示が行われるのは今回が国内初となる。人民網が伝えた。
同記念館はこれまでにも「抗日戦争期における中国共産党の党風・清廉政治建設」、「ナチスドイツの死の収容所--アウシュビッツ収容所」という2回のバーチャル展示を行ってきたが、いずれもアクセスはパソコンからのみとなっていた。
今回の展示は今年10月25日、中華全国台湾同胞聯誼会と同記念館が共同で主催した同名の展示会をベースに作成されたもの。マルチデバイス対応のほか、コメント機能も備えており、閲覧者は感想のコメントを残すことができる。ページのアクセス数は記録され、ユーザーエクスペリエンスの向上に役立てられる。
同展は最新のマークアップ言語HTML5で構築されており、WindowsやLinuxなどのOSだけでなく、iOSやAndroidなどにも対応している。このため、マルチデバイス対応の展示が実現し、スマホやタブレットPCからでも閲覧可能となった。また、微博(ウェイボー・ミニブログ)や微信(スマホ用チャットアプリ)、Facebook、TwitterなどのSNS上で内容を共有することもできる。
ただし、記念館の関係者によると、データ通信量が多いため、モバイル端末でアクセスする場合はWi-Fi環境下でアクセスした方が良いという。
同記念館は今後もオンラインのバーチャル展という形式を拡大し、ニーズに答えていく計画だ。(編集SN)
「人民網日本語版」2013年12月11日