親指と人差し指の間に氷を当てると歯痛がおさまる。研究で、親指と人差し指の間のV字型になっている部分を氷でこするだけで歯痛がおさまることが分かっている。この部分は、脳のある部分と密接な関係があり、氷で抑えると痛みの情報伝達が遮断される。
軽い火傷をした時は、火傷した所を軽く押す。台所などで火傷をしてしまった時はまず、肌を清潔にし、その後指で火傷した所を軽く押すとよい。研究では、氷をあてると、痛みの拡散を速めてしまうのに対し、軽く押すと、皮膚の温度が正常に戻るため、水泡ができるのを防止できる。
目を大きくあけると涙が止まる。涙を流すと、ばつの悪い思いをするシーンもある。そのような時は、涙が出る前に、目を大きく開け、瞬きを止めてみよう。涙がもう流れている時は、頭の姿勢を一定に保ち、両目で上を眺めてみよう。そして、舌あごをリラックスさせ、軽く舌を噛んでみよう。そうすると、涙の原因ではなく、傷みに注意が向くため、涙が止まる。
冷たいものを食べて頭が痛い時は口内上部を舌で温める。冷たいものを食べると、上あごの神経が冷やされ、脳も冷えたと勘違いして、体が発熱機能を起動させるため頭痛が起きる。口内上部を舌で抑える力を強くすると、頭の痛みが早く消える。
「人民網日本語版」2015年12月16日