清朝・道光壬辰年に完成した眉山三蘇祠「三蘇全集」
「蘇東坡全集」には、トンポーロウのレシピのほか、「食豆粥頌」「東坡酒経」「老饕賦」なども収録されている。徐部長によると、これらの資料はいずれも、蘇東坡が肉を調理し、酒を醸造し、粥を煮ることが得意だっただけではなく、正真正銘の美食家であったことを証明しているという。蘇東坡は、肉だけではなく野菜も好み、豊湖のほとりで採れる藤菜(フジナ)を杭州西湖のジュンサイに見立てた。彼にとって、野菜は鶏・鴨・魚の肉よりずっと美味しかった。徐部長は、「蘇東坡の創作した美食に関する詩は百編を上回る。彼は正真正銘の美食家といえよう」と指摘した。
これらの古書は、今回特別に初公開されるが、今後は三蘇祠で保管され、展示される可能性はないという。(編集KM)
「人民網日本語版」2015年12月7日