ネットセキュリティ大手の奇虎360は26日、「2013年中国ウェブサイト安全報告」を発表した。中国のウェブサイト全体の安全情勢は楽観視できず、「バックドア」の存在する比率が33.7%に達した。医療・衛生系サイトの45%に脆弱性が存在し、最も危険なウェブサイトとされた。新京報が伝えた。
同社は、「中国国内のウェブサイト総数を300万以上とすると、ハッカーによりバックドアを埋め込まれたサイト数は100万以上に達する」と指摘した。
同報告によると、ウェブサイトのバックドアは通常、ハッカーがウェブサイトのサーバーにトロイの木馬を植え込み、アクセスしたユーザーに感染させることを指す。ハッカーはバックドアによりウェブサイトを遠隔操作し、内容の変更、トロイの木馬の感染、ウェブサイトのユーザーパスワードの窃盗といった違法行為が可能となるため、危険性が高い。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年12月27日