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操作可能なカプセル内視鏡 中国が開発に成功

 一般的なカプセル薬と同じサイズのカプセル内視鏡を飲むだけで、胃にひそむ病巣を手に取るように見て取れる。この患者に痛みを与えない胃カメラ・腸カメラは「カプセル内視鏡ロボット」として、このほど中国国家食品薬品監督管理局の審査を通過し、臨床使用に正式に投入された。新華網が伝えた。

 「カプセル内視鏡ロボット」は、第二軍医大学長海医院が上海理工大学および武漢安翰光電技術有限公司と共同開発したものだ。

 「カプセル内視鏡ロボット」のチーフエンジニアと呼ばれる、第二軍医大学長海医院消化内科主任の李兆申教授は、「人間の5−7メートルの小腸は、胃カメラ・腸カメラでは検査できない盲点であった」と述べた。

 胃病の一般検査・スクリーニング検査の成功率を高めるため、李教授は2008年に受動型カプセル内視鏡の使用を、小腸から胃・結腸に拡大した。研究チームは4年の時間を費やし、「コントロール可能な能動型カプセル内視鏡システム」の開発に成功した。

 李教授によると、患者が特製の「カプセル」を一粒飲むと、カプセルは医師の無線操縦により、患者の胃腸に入る。それと同時に体内の画像をリアルタイムで取り出し、隣のパソコンに映し、医師の分析と診断に向けたデータを提供する。

 専門家は、「同カプセルの使用により、中国の胃病(特に胃がん)の早期発見・早期治療率が高まり、医療資源を効果的に節約することができる」と語る。(編集YF)

 「人民網日本語版」2013年3月21日

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