中国南極調査 新たな観測基地の設置場所を選択
中国国家測量製図地理情報局が明らかにしたところによると、南極の新たな観測基地の位置選択に向けた測量・製図業務がこのほど実施された。これにより中国の南極基礎測量の範囲が大幅に拡大し、多くの成果を得た。人民日報が伝えた。
南極ロス海「ヴィクトリア・ランド」において、中国4カ所目となる観測基地の位置を選択することは、中国第29次南極観測の重要任務だ。黒竜江省測量製図地理情報局の科学調査隊員である呉文会氏は、新観測基地の位置選択の現場担当者の1人。呉氏はチームと共に、8日間に渡り困難な測量製図作業を行った。新たな観測基地が設置される地域の航空撮影測量、写真測量地点の測量、高度断面点のマッピング、地形詳細点のマッピング、測量コントロールポイントの設置といった基礎作業を完了し、極地科学調査管理部門が新たな観測基地を正確に選択する上で、重要な参考資料を提供した。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年2月1日