「完食キャンペーン」の呼びかけ、ネットで大反響 中国
【中日対訳】 皆さんは、食事の時、皿の上の料理を残さず食べているだろうか?ネットユーザーが呼びかけた「完食キャンペーン」がネット上で大反響を呼び、きれいに食べつくした自分のお皿の写真を公開することが、ネットユーザーの間で新しい流行となっている。人民日報が報じた。
一部のネットユーザーが1月中旬、「食べ物を大切にし、食べ残さないよう心掛けよう」と、中国版ツイッター「微博(ミニブログ)」で呼びかけた。その後「微博」で、無駄な食べ残しをやめる「完食キャンペーン」が誕生した。運動の具体的内容は、まずは自分からスタート、きれいに食べつくした自分のお皿の写真をネット上に公開し、「食べ物を無駄にしない」を仲間との合言葉とし、「節約の達人」を目指して競い合い、「舌の上の贅沢」をきっぱり拒絶する、というものだ。
「完食キャンペーン」は、提唱者が「微博」に投稿したことに端を発し、速やかにネットユーザーの間から反響が巻き起こった。人民日報の微博は22日、この「完食キャンペーン」への参加を宣言、ネットユーザーに「食べ物の無駄使いをなくし、大事にしよう。今日から食事を残さず、余った料理を持ち帰る習慣もストップしよう。まず自分から始めよう」と呼びかけた。さらに、新華網や光明網などのネットメディアや有名人も関心を寄せ、転載したことで、「完食キャンペーン」は一気に盛り上がった。
「完食キャンペーン」は、現在までに、「微博」で約5千万回転送された。活動者は、北京で宣伝ビラ6万枚を配り、飲食店に計5千枚のポスターを掲示した。北京以外にも、フフホトなどの都市が活動に参加している。ボランティアスタッフは、「宣伝ビラやポスターをもっと送って欲しい」と希望するホテルや飲食店からの電話への対応に追われている。(編集KM)
「人民網日本語版」2013年1月25日