中国南極調査隊 25人が崑崙基地に向け出発
中国第29次南極科学調査隊の隊員25人は16日、中山基地の南西5キロの地点に位置する内陸出発基地から崑崙基地に向け出発し、中国南極科学調査隊第12回内陸氷床調査をスタートさせた。新華社が伝えた。
崑崙基地は南極内陸部の最高点であるドームA地区(標高は4093メートル)に位置し、中山基地から直線距離にして1228キロ離れている、人類が初めて同地区に設立した唯一の調査基地だ。内陸隊の隊員は9台のスノーモービルを運転し、約350トンの調査物資および装備を載せた35台の橇をけん引しつつ、内陸の広々としたアイスドームをゆっくり前進する。隊員が崑崙基地に到着するまで、20日以上が必要とされる。
ドームA地区は、南極内陸氷床の最高点であり、国際社会が公認する南極調査の最高点でもある。同調査隊のサブリーダー、内陸隊隊長の孫波氏は記者に対して、「我々が南極に来たのは、氷床で最も困難なことをやるためだ。これこそが、我々の為すべきことだ」と語った。(編集YF)
「人民網日本語版」2012年12月18日