トヨタが大規模リコール 中国はレクサス以外影響なし
先ほど世界売上ナンバーワンに返り咲いたばかりのトヨタ自動車が、再び大規模なリコールを実施する。トヨタの中国現地法人は30日、2013年2月5日より2万2869台のレクサスIS(輸入車)をリコールすると発表した。トヨタはまた北米・日本で90万8000台のカローラ、カローラ・マトリックス、ヴォルツなどのリコールを実施するが、中国市場は対象外とされた。京華時報が伝えた。
トヨタの中国現地法人は、今回リコールを実施するレクサスISは、2006年1月から2011年9月に生産された分であると発表した。これらの車両は設計ミスにより、ワイパーが積雪などの外部圧力を受けている際に無理に使用した場合、固定ナットが緩む可能性があるという。これにより固定部分が緩み、ワイパーが正常に作動しなくなるため、安全リスクが存在する。トヨタの中国現地法人は、上述したリコール対象車両に対して、ワイパーの固定ナットの無料交換を実施する。
トヨタが今回海外で実施するリコールの対象車両は、2001年12月28日から2004年5月3日の間に生産されたカローラ、カローラ・マトリックス、ヴォルツなどだ。リコールの理由は、エアバッグを作動させるシステムの一部の部品がノイズに弱く、運転中にエアバッグが展開する可能性があるためだ。
トヨタの中国法人は、「リコール対象車は中国市場に正規ルートを通じて輸入されていない。また2004年より中国生産・販売を開始したカローラにも問題となったエアバッグECUが使用されておらず、同様の問題が存在しないため、中国市場は今回のリコール対象外とされた」と発表した。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年1月31日