高速鉄道は高い? 旅客輸送は需要も選択肢も多様化
北京と広州(広東省)を結ぶ京広高速鉄道が26日に前線開通した。あるメディアはこの快挙を、これからは高速鉄道を利用すれば、朝に広州市でお茶を飲み、夜に北京市で北京ダックを食べられるようになる、と形容した。「人民日報」が伝えた。
高速鉄道の営業距離が急速に伸びており、このことは多様化する旅客輸送の需要に応え、人々の移動手段を改善し、地域経済の発展を推進する上で積極的な意義をもつ。このことが国民の生計に与える影響は、さまざまな面から詳しく計算することができる。
だが耳に入ってくるのは快い音ばかりではない。
ここ数年来、高速鉄道が開通するたびに「値段が高すぎる」という疑問の声が各方面から上がっていた。京広高速鉄道も例外ではなく、料金が発表されると多くの人から値段の高さを懸念する声が上がった。高速鉄道を運行すれば運行体制の調整を行わなければならず、普通列車の一部が運行を取りやめるため、出稼ぎ農民労働者が鉄道を利用できなくなるのではないかと心配する人も多かった。