中国の家電産業は世界トップの座につけるか (3)
こうしたことから、政策は輸血をするべきではなく、血を抜き取るようなことも絶対にしてはならず、企業自身の血を作り出す力を信じるべきだ。それにはまず競争によって注文を獲得し、優れた製品とサービスで消費者に認められるようにし、消費者をリピーターにすることが必要だ。
第二に、技術のグレードアップを通じて企業の骨組みの強化を続け、内臓をバランスよく動かすことが必要だ。こうすれば表面的には強く大きな企業に見えなくとも、実際には極めて強い爆発的な力をもった「巨人」になることができる。そうなれば消費者は期待を寄せ、次々に製品を購入してくれるようになる。
第三に、企業自身が自重することが必要だ。自重とは、無計画な拡張路線を取らず、着実に一つのことをやり続けることだ。企業が世界のトップに躍進するには、技術イノベーション、製品の品質、企業のブランドなどに心血を注ぎ続けることが必要だ。このような目標を達成するためには、政策面での輸血に頼るのではなく、企業自身の強く大きくなりたいという発展への意欲、体内に存在する巨大な造血機能、これらによって生まれた高い競争力をよりどころにするべきだ。(編集KS)
「人民網日本語版」2013年1月11日