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中国の漢字はいくつある?

 中国には漢字がいくつあるか知っているだろうか。数が多いということは分かっても、確かな数字を答えられる人は少ないだろう。古今の漢字字典に収録されている漢字数を調べてみると、東漢(後漢)の「説文解字」が9353字、宋代の「集韵」が5万3525字、清代の「康熙字典」が4万7035字、現代の「漢語大字典」(2010年版)が6万370字。最も多いのは、1994年出版の「中華字海」(出版:中華書局、中国友誼出版公司)で8万5568字が収録されている。人民日報海外版が報じた。

 このうち日常的に使用する常用漢字として定められているのは、「現代漢語常用字表」(1988年発表:国家語言文字工作委員会、国家教育委員会)によると、2500字。このほか使用頻度はそれほど高くないが使用することがある「準常用漢字」として1000字が設けられている。日常的な読み書きはこの3500字で事足りるというわけだ。

 たとえば「毛沢東選集」(計5巻)に使用されている漢字は約3150字、孫文の「三民主義」は2134字、老舎の「駱駝祥子」は2413字、「三字経」や「百家姓」、「千字文」など古典は約2000字。

 中国では小学校で約2500字、中学校でさらに1000字習う。小学校で一定の識字能力がつき、中学校を卒業した段階で一般的な雑誌や書籍の閲読に必要な識字能力がつくわけだ。

 出版物や辞書編集、漢字情報処理に必要とされる「当用漢字」は、過去から現在まで大きな変化はなく、約5000-6000字。当用漢字の範囲を示した「現代漢語通用字表」(1988年発表)には約7000字が収録されている。(編集YT)

 「人民網日本語版」2013年1月6日

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