韓国、中国人観光客19人が行方不明
韓国「聯合ニュース」の報道によると、韓国法務部は3日、団体旅行で訪れていた中国人観光客19人が行方不明となっていることを明らかにした。19人は先月28日、遼寧省大連市からフェリーで韓国に向かい、29日午前、仁川(インチョン)市に到着。同市内の旅館で1泊した後、行方が分からなくなったため、同団体の朝鮮族のガイドが警察に通報した。出入国管理事務所が現在、捜索活動を展開している。中国新聞社のウェブサイト「中新網」が報じた。
19人はいずれも中国山西省の男性で、韓国を訪問するのは初めて。所持しているビザで韓国に滞在できる時間は最長15日という。
出入国管理事務所は、ガイドの安全を確保すると同時に、19人が入国した経緯や関連の情況の調査を全力で展開。初期調査の結果、ガイドが19人の失踪に関与している可能性は低いと見ており、背後に仲介業者などの存在がないか追跡捜査を進めている。
19人に対しては既に、出国禁止の対策が取られ、同事務所は特別調査グループを立ち上げて、追跡を進めている。同旅行団体が所属している中国現地の旅行社が韓国駐中国大使館の管理対象であった場合、その登録資格が取り消される見込み。同事務所は中国の公安当局にも同事件の状況を伝え、ツアーが組まれた過程の調査を要請している。(編集KN)
「人民網日本語版」2013年1月4日