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北京、渋滞緩和に本腰 年内に地下鉄3路線着工へ

【中日対訳】

 深刻化している渋滞を緩和しようと、北京は、年内に地下鉄3路線を着工させるなど、新たに4つのプランを打ち出すことを、王安順・北京市代理市長が22日、北京市14回全国人民代表大会第1回会議で明らかにした。人民日報が報じた。

 1つ目の渋滞緩和策として、「地下鉄の発展加速」を挙げた。まず、市内の鉄道網建設を優先して進め、年内に新たに3路線の工事を着工する計画という。また、路線バスのネットワークも優先して発展させ、新たに快速路線を増設するほか、コミュニティと地下鉄、路線バスを結ぶ通勤路線を開設する。さらに、公共自転車レンタルサービスを推進すると同時に、自転車や歩行者が通行優先権を確保できるようにし、公共交通システムの一体化した発展を促進する。

 2つ目の対策は、「市内の主要な道路や迂回道路などの建設を進め、道路網の通行能力を向上させる」ことだ。路地などの循環を改善する工事を実施し、新たな交通ターミナルや地下鉄付近の駐車場などの建設も開始する計画だ。

 3つ目は「都市交通の交通誘導能力向上」だ。交通情報の提供システムをさらに活用し、車両が釣り合いを取りながら道路に出るよう誘導する。また、渋滞が発生しやすい場所での取り締まりを強化するほか、改造工事や誘導に関する方案を制定し、渋滞が発生しやすい交差点や接続地点の通行效率を向上させる。

 北京では、自動車購入を制限するために、ナンバープレート発行の抽選制を導入していることもあり、自動車の急激な増加には一定程度歯止めがかかっている。ただ、駐車場の不足が、交通部門の悩みの種となっている。そのため、4つ目の対策として、「駐車場のサービスや管理強化」を挙げた。今後、土地や価格などの政策を整備し、駐車施設の建設を加速させる計画だ。また、社会資源を十分に活用し、公共機関や学校、企業などの、夜間使用されていない駐車場を合理的に利用するほか、居住区の駐車場の自治管理を促す。さらに、自家用車の急増を引き続き抑制し、白タクの取り締まりやタクシーの運営管理を強化する。(編集KN)

 「人民網日本語版」2013年1月23日

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