中国、自動車免許取得規定を改訂 来年1月1日から
中国公安部(公安省)が9月21日に発表した、改訂版の「自動車運転免許証(原動機付き自転車を含む)の申請・取得・使用の規定」(公安部令第123号)が来年1月1日から正式に施行される。同規定では、自動車免許取得前の試験や免許証の日常管理、交通違反点数など、さまざまな分野にわたって、整備が実施されている。「人民網」が報じた。
以下は新規定の主な調整内容。
(1)小型乗用車の試験は技能重視に
初心運転者が実際の路上での運転に対する適応能力を身につけるため、新規程では、小型乗用車(9人乗り以下)の試験の項目や内容に調整が実施されている。
(2)大・中型乗用車・貨物車の免許取得・保持に厳格な規定
新規定では、大・中型乗用車・貨物車のドライバーに対する日常教育・管理を強化し、検査・確認教育や降級制度を設置。飲酒運転などの記録があるドライバーは生涯、大・中型乗用車・貨物車の免許証申請を行えなくなる。
(3)初心運転者の技術向上のため管理を細分化
統計によると、中国のドライバーは毎年平均2000万人以上増加している。免許取得1年以下の初心者が事故を起こす確率が高く、大・中型乗用車・貨物車のドライバーの交通違反も突出している。新規定では、初心者運転期間の管理を細分化され、初心運転者が「譲る」精神などのマナーを身に付けたり、法律順守に対する意識を高めたりできる環境を整える。
免許を取得して1年に満たない初心運転者は、周囲の車両に注意を呼び掛けるため、車両の後ろに初心運転者標識を掲示しなければならない。