中日韓FTA 日本留学ブームを引き起こす
中日韓3カ国の自由貿易協定(FTA)の交渉が始まるのに伴い、近い将来、中日韓3カ国の経済、貿易、人的交流が更に深まり、ビジネスチャンスも増えると同時に、日本留学ブームが起こることが予想される。「揚子晩報」が伝えた。
特にこの一年、日本の有名大学が次々と中国での学生募集を開始し、中国学生の日本留学への興味を煽っている。8年間の日本留学経験を持つ卞さんによると、今年は日本留学を選択する学生のレベルが平年より明らかに高く、学生の日本側の大学進学への要求も個性化が目立つ傾向にあるという。コンサルタントからすれば、要求も更に高まっており、特に今後数年内で、日本政府と大学側が継続的に新しい留学生政策を推し進めていく予定で、如何に学生を引き込み、日本の大学を選ばせるか、留学仲介企業にいっそう高い要求が提出されるものと思われる。
日本留学において全面的にレベルアップされた点は以下の通り。
(1) 語学学校
ここ数年間、レベルの高い一部日本語学校は異なった就学目的を持つ中国人学生の課程を細かく分類し、その目的に合わせたクラスを開設している。例えば、大学院進学コース、国公立大学進学コース。アニメ・漫画コース、修士専門進学コースなど。日本で直接就職したい学生には就職保障コースなど特色ある課程が揃っており異なる目的を持つ学生にそれぞれ対応している。
(2) 大学
これまで中国で直接学生募集をしていた日本の大学は基本的に学力が中或いは中以下の大学であった。しかし、早稲田大学の7学部は2011年より中国で直接、英語で授業を受ける学生の募集を始め、2013年からは日本語で授業を受ける学生の募集を開始する。早稲田大学の動向と日本政府の奨励の下、明治大学、慶応大学、名古屋大学、京都大学などが後に続き、中国における学生募集を開始した。これらの名門大学の学生募集は中国の優秀な学生に日本留学を考えさせる大きな動力となるはずだ。
(3) 大学院
伝統ある国公立の大学院プロジェクト以外に、日本の一部私立大学院でも直接中国の大学生を募集することができるようになった。これにより大学生は直接大学院で学ぶことができるようになり、入学条件が緩和されたことで、留年する学生も減り、時間と費用の節約にも結びつく。ここからみると、日本の大学院は以前の受動的な学生募集の態度を改め、積極的に学生募集を行うようになったと言える。日本の大学院は優秀な中国の学生が日本留学を選択することを希望している。(編集MZ)
「人民網日本語版」2012年12月28日