----米国で長年働いた後、なぜ中国へ戻ろうと決めたのですか。
やはり私は中国で生まれて成長したので、国外で何年も学習し勤めてきたものの、中国のために何かしたいと希望したのです。ここ数年、中国経済はますます大きく発展し、私の従事する農業・畜産品食品業界にも多くのチャンスがあります。正大集団は中国で一定の影響力を持ち、業界でも先進的な地位にあります。私はこのプラットフォームをより所に、効率が高く、信用が高く、食品の安全を重視し、消費者に対して責任を持ち、業務を追求するグループを率いてゆきたいと強く希望しています。
----中国、日本、米国と3カ国で働き、生活した経験をお持ちですが、総合的に言うとどのような違いがありますか。
仕事では、各国の方法に違いがあり、制度や業界規則も同じとはいえません。業務のフローから見ると、日本では分業がより細かく、それぞれが細かい部分に専念し、一つのグループを形成して協力することで、完璧な業務を構築します。米国の特色は1人が1つの部分を担当し、協力が必要な場合、外部の力を借りようが内部の力を借りようがどちらでもよく、完成さえすれば成功なのであり、個人の責任が大きいとも言えます。中国ではどちらもあると感じます。また国際化や外部世界との連絡の緊密さで言えば、日米両国の方が多いと感じます。
----当時の留学の経歴をどのように評価しますか。日本に留学予定の若者に、どんなアドバイスがありますか。
私の人生を変え、豊かにしてくれました。
日本留学については、人生の重大な選択だと言いたいです。浮ついた気持ちを捨て、心を落ち着けて実用的な技能を学ぶ必要があると思います。現在の中国に不足しているのは各業界の現代的、実用的な専門家だと思います。ですから専門の技能を身につけることが重要です。
20数年も日本と接触してきた国際的なビジネスマンである藍暁氏は中日交流について、両国の交流はますます密になっており、両国の経済は邦語に依存し、資本の浸透分野での交流が深まっていると言えると語っている。例えば食品業界では、日本の食品の70%は輸入に頼っており、その中で中国が大きな割合を占め、両国は不可分で相互に依存している。多くの日本人が中国へ来て活躍しており、留学生もいればレストランを開業している人、音楽や芸術方面で活躍している人もいると氏は紹介している。そのため、中日両国の関係が健全かつ安定的に発展してゆくことを希望している。これは大多数の中日両国民衆の共同の願いでもあると、私は思う。(記者・陳建軍、北京)