管理の厳しさで知られるセブン-イレブンだが、衛生問題でつまずいた。北京建外日壇店の流し台に、衛生問題が見つかったのだ。同店はすでに改善のため営業停止しており、北京市の各店舗でも全面検査を実施する予定だ。北京地区でフランチャイズ制が開放されてから、店舗増設のコストが引き下げられたが、フランチャイズ店の管理不徹底は企業の発展のリスクになっている。北京商報が伝えた。
同店の流し台は食器および果物・野菜を洗うため使用されるはずだったが、調理師がマニュアルに違反し頭と服を洗っていた。またファーストフードの調理にも、衛生用具が揃っていないという問題があった。報告を受けた朝陽区食品薬品監督管理局が、同店の衛生検査を行った結果、▽流し台が衛生基準に達していない▽調理師の爪が伸びすぎ▽調理師が要求に基づき健康証明書を携帯していない――という、三つの問題が発見された。法執行機関はその後、セブン-イレブン北京の担当者を呼び出した。
セブン-イレブン北京は徹夜で緊急会議を開き、企業のマニュアルおよび関連法に違反したとして当事者を解雇し、店長を降格させた。
セブン-イレブン側は、同店がフランチャイズ店であったかについては明かさなかったが、直営店での勤務歴を持つ元従業員は本紙に対して、「直営店の店長と従業員は本部に直接管理されており、衛生マニュアルが徹底されている。フランチャイズ店の従業員は、各店舗の店長が招聘している。本部に対する帰属感が欠けており、店長が店にいなければ違反行為に手を染める可能性が高い。同店には多くの違反があったことから、フランチャイズ店である可能性が高い」と指摘した。