大望路万達広場のある高層ビルでは13日午後、オレンジ色の高層ビル避難用外付けリフトが4人の「避難者」を乗せて19階の高層から徐々に降下する姿が見られた。これは同市で初めて導入された避難用外付けリフトとなる。
このリフトはビル屋上と水平な場所に設置され、左右二つの層に分かれたリフト内はそれぞれ面積2平方メートル足らず、最大積載量は480キログラムで6人の体重に相当する。ビルの高さを100メートルとして計算すると、1時間で250人が避難できる計算になる。同リフトの設置費用は約200万元(約3258万円)だ。
市安全生産監督管理局科技処の何川副処長によると、北京には1万棟近くの高層ビルがあり、同市は火災などの事故の際の速やかな人員避難の能力を向上させるため、高層ビルへの緊急配備指導意見の制定を検討している。(編集YH)
「人民網日本語版」2014年5月16日