习专栏

中国の太陽探査衛星「夸父1号」、200超の太陽フレアを観測

人民網日本語版 2023年05月31日13:48

30日に行われた中関村フォーラム2023重要成果解説記者会見で明らかになったところによると、中国初の総合的太陽探査衛星「夸父1号」の3台のペイロードの観測データが世界に向けて試験的に公開された。うちペイロードの「太陽硬X線イメージャー(HXI)」は軌道上のパフォーマンスが最も優れており、現在まで200余りの太陽フレアを観測している。中国初の太陽硬X線イメージングを実現しただけでなく、そのイメージングの質も世界一流レベルに達した。新華社が伝えた。

中国科学院紫金山天文台研究員で、「夸父1号」衛星プロジェクト首席科学者の甘為群氏は会見で、「ペイロードHXIは現在世界で唯一の地球近傍視野角で撮影された太陽硬X線画像を提供し、太陽磁場・太陽フレア・コロナ質量放出の観測にかけがえのない資料を提供している。HXIが反映する太陽フレア非熱放射の分布の細部は非常に珍しく、これまでの予想を超えている」と述べた。

「夸父1号」は2022年10月9日に酒泉衛星発射センターから順調に打ち上げられた。その科学目標は、太陽磁場と太陽における最も激しい爆発現象である太陽フレア及びコロナ質量放出を同時に観測し、その形成、変化、相互作用、相互関係を研究すると同時に、宇宙天気予報にサポートを提供することだ。「夸父1号」科学チームは今年4月、衛星データの試験的な公開を世界に向けて発表し、衛星データ使用国際研修会を行った。25ヶ国の400人近くの太陽物理学者が招待を受けて出席した。(編集YF)

「人民網日本語版」2023年5月31日

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