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海外コーヒーブランドが中国進出を加速

人民網日本語版 2023年05月25日16:46

ブルーボトルコーヒーやピーツ・コーヒー&ティーといった海外のコーヒーブランドが近年、続々と中国市場に進出すると同時に、中国ですでに根付いている海外ブランドも勢いを増している。スターバックスの創業者・ハワード・シュルツ氏は最近、北京大学で講演した際、「当社の中国の店舗数は今後、 1万店舗を超えるだろう」と語った。

シュルツ氏の自信には根拠がある。スターバックスが発表しているデータ・統計によると、ここ10年、スターバックスの中国大陸部の店舗数は約10倍に増えた。また、1999年の時点で、1店舗だった店舗数が昨年の時点で、6000店舗をすでに超えたからだ。

2022年にスターバックスが発表した2025年に向けた中国戦略ビジョンは、今後3年、9時間に1店舗のペースで出店する計画を打ち出している。2025年までに、中国の店舗数を9000店舗にまで増やしたい考えだ。

中国市場に進出して24年になるスターバックスは、中国の消費者のコーヒーに対する考えの変化を肌で感じ、新天地を切り開いてきた。また、スターバックスだけでなく、中国で成長ポイントを見つけ出した海外のコーヒーブランドも増えている。

今年に入り、コスタコーヒー・南京歩行者天国店には一気に客が戻り、月間売上高はすでに2019年の新型コロナウイルス感染拡大発生前の水準にまで回復している。中国のRTDコーヒーの分野の市場シェアを見ると、コスタが2位となっている。コスタの中国市場を総括する欧陽慶球氏は、今年、同社の中国における売上高は再び過去最高を記録し、2019年の約3倍に達すると予想している。

ベトナムのコーヒーブランド・Trung Nguyen Legendにとって中国事業はすでに主要事業の一つとなっており、2021年には約8億杯のコーヒーを販売した。昨年9月には上海に面積は約500平方メートルを誇る初の海外旗艦店を出店し、オープン当日には800杯以上売れた。

マクドナルド傘下の本格コーヒーブランド・マックカフェは昨年9月、2023年に1000店舗新規開店させる計画であることを発表し、そのほとんどが三線都市となっていた。また、マックカフェは中国の消費者の好みに合わせて、新製品を打ち出し、成長ペースをより加速させたいと考えだ。

海外ブランドが続々と中国市場への投資を強化している背後には、急速に成長する中国のコーヒー市場がある。市場調査会社・艾瑞諮詢(iResearch)が発表した「2022年中国ドリップコーヒー業界研究報告」によると、2021年、同市場は約876億元(1元は約19.7円)規模で、前年比38.9%増だった。同報告は、2024年までに、同市場は1900億元規模にまで拡大すると予想している。

スターバックス中国の王静瑛董事長は、「新型コロナウイルスがもたらした問題を頑張って乗り越えれば、当社の発展は強靭性を備えるようになるだろう。中国市場には、長い目で見て成長すると確信している」と語った。(編集KN)

「人民網日本語版」2023年5月25日

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