ザリガニのシーズンがまた到来し、ガーリック味、マーラー味、ミックススパイス十三香味など、各種テイストの夏の人気グルメ・ザリガニは食卓に欠かせないメニューとなっている。最近は、市場に出回る量が大幅に増加して、価格が半額近く値下がりした。
四川省成都市の複数の水産物卸売市場を取材してわかったのは、ザリガニは市場に出回り始めた頃は500グラムあたり20元(1元は約19.5円)近くしたが、今は同10元前後とほぼ半額になったことだ。
卸売業者の1人は取材に、「(ザリガニ消費は)基本的に若者が中心で、今年も買いに来る人は若者が多い。別の店の500グラムあたり90元以上する調理済みザリガニより、うちで新鮮なザリガニを買って自分で料理した方がお得だ」と話した。
ザリガニがこんなに安くなったのはなぜか。メーデー5連休が終わり、ニーズが相対的に減少したことの影響がある。その一方でザリガニの生産量増加が価格の動きを左右したことがある。5月上旬に田んぼのザリガニは相次いで成熟期を迎えている。一部の農家は今後の中生(なかて)栽培に影響しないよう、ザリガニの捕獲量を増やした。
ザリガニ市場はの供給が十分になったことで、今後15-20日間、ザリガニ価格はさらに低くなる可能性がある。(編集KS)
「人民網日本語版」2023年5月16日