中国の若者はどんな生活をし、どんなことを追い求めているのだろうか?「中国の素晴らしい生活大調査(2022-23年)」(以下、「大調査」)のビッグデータから、これらの疑問に対する答えを見てみよう。
若者の3大消費は旅行、デジタル家電、ヘルスケア
大調査によると、2023年、18歳から35歳までの若者の消費ランキングトップ3は、旅行(32.77%)、パソコン・スマホなどのデジタル家電(31.67%)、ヘルスケア(31.04%)だった。
若者に最も人気の旅行先はどこなのだろうか?大調査によると、そのトップ5は重慶、北京、厦門(アモイ)、上海、成都だった。また地級市(省と県の中間にある行政単位)を見ると、トップ5は大理、三亜、張家界、北海、桂林だった。
大調査によると、若者の28.58%が今年、学習・トレーニングにかけるお金を増やす予定と答えており、その割合は他の年齢層よりも高かった。
読書好きな若者が増加中
大調査によると、余暇について、若者の38.68%が平均1-3時間と答えた。その割合は他の年齢層よりも高かった。全体的な傾向を見ると、18歳から35歳までの若者は他の年齢層よりも忙しい毎日を送っていた。
余暇にすることで最も多かったのは、スマホで遊ぶ(54.12%)、運動・フィットネス(41.50%)、ネットショッピング(39.56%)だった。そしてこの3つの割合はここ3年で最高だった。スマホはすでに若者にとって心身をリラックスさせる主な方法となっていた。
余暇に本を読む若者の割合も高まっており、またここ3年で最高となっていた。
大調査の統計によると、若者の38.57%が1年におよそ「1-5冊」の本を読んでいた。この割合は全国平均を上回っている。若者が最も好きな本のジャンルは、文学・芸術、国学・古典だった。
若者に最も人気の業界は健康・医療、金融、IT・通信
大調査によると、18歳から35歳までの若者の6割以上が、仕事を選ぶ時に給与・待遇により注目すると答えた。その割合は、36歳から59歳までの層を下回っていた。一方、「就職の機会」や「就職のルート」、「昇進の可能性」を考える割合は、36歳から59歳までを大きく上回っていた。今後5年、若者はどんな業界で働きたいと思っているのだろうか?18歳から35歳までの若者の間で最も人気となっているのは、健康・医療(39.77%)、金融(34.57%)、IT・通信(31.16%)だった。うち金融やIT・通信の割合は、他の年齢層よりも高かった。(編集KN)
「人民網日本語版」2023年5月6日