国家統計局は9日に2022年の平均給与に関するデータを発表した。中国新聞網が伝えた。
それによると、2022年には全国都市部の非民間企業で働く人の平均給与(年収ベース、以下同)は前年比6.7%増の11万4029元(1元は約19.5円)に上り、成長率は前年比3.0ポイント低下し、物価要因を考慮した実質成長率は4.6%だった。
都市部の民間企業で働く人の平均給与は同3.7%増の6万5237元で、成長率は同5.2ポイント低下し、実質成長率は1.7%だった。
22年には都市部の非民間企業も民間企業も、働く人の平均給与の上位3業界は、いずれも技術のウェイトが高い情報伝達・ソフトウェア・情報技術(IT)サービス業、金融業、科学研究・技術サービス業だった。
そのうち情報伝達・ソフト・ITサービス業の平均給与が抜きん出ており、業界別でトップに立った。
都市部非民間企業では、情報伝達・ソフト・ITサービス業の平均給与が22万418元に達して、22万元を突破した。都市部民間企業では、同業界の平均給与は12万3894元に達した。
19の業界分類のうち、18業界で働く人の平均年収が増加を続け、低下したのは不動産業だけだった。
データを見ると、不動産業の平均給与は都市部非民間企業では同0.9%減の9万346元、都市部民間企業では同3.2%減の5万6435元だった。
平均給与の成長率が最も高いのは金融業だった。
データによれば、金融業の平均給与は都市部非民間企業では同15.6%増の17万4341元、都市部民間企業では同15.6%増の11万304元だった。(編集KS)
「人民網日本語版」2023年5月10日