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降水観測衛星「風雲3号G星」、1点目の観測画像が公開

人民網日本語版 2023年05月16日13:53

風雲3号G星の降水観測レーダーが7日午後4時35分、海南省と広東省陽江市付近の降雨の3次元立体構造を検出した。画像提供は国家衛星気象センター

風雲3号G星の降水観測レーダーが7日午後4時35分、海南省と広東省陽江市付近の降雨の3次元立体構造を検出した。(画像提供は国家衛星気象センター)

中国気象局によると、中国初の低軌道傾斜角降水観測衛星「風雲3号G星(降水星)」の1点目の画像が15日、正式に一般公開された。今回公開されたのは同衛星に搭載されている6大ペイロードのモニタリング画像で、異なるレベルの降水の3次元立体構造を示しており、災害級降水システムのより良いモニタリングと予報に役立つ。光明日報が伝えた。

同6大ペイロードには降水観測レーダー、マイクロ波イメージャー(降水型)、中分解能スペクトルイメージャー(降水型)、グローバル測位システム掩蔽探査装置などの4台の業務ペイロード及び短波赤外線偏光多角度イメージャー、高精度スケーラーの2台の試験ペイロードが含まれる。

降水観測レーダーは同衛星のメインペイロードであり、中国初の衛星搭載型降水観測レーダーでもあり、主に災害級気象システムの降水モニタリングに用いられる。KuバンドとKaバンドのダブルバンドを採用し、台風、激しい雨・雪などの降水システムの内部3次元立体構造をはっきり観測できる。

華南地域では今月7日に活発な対流活動が発生した。中央気象台は激しい雨青色警報と活発な対流活動青色警報を発令した。同衛星はこの雨雲の3次元立体構造をはっきり検出した。

同衛星に搭載されている試験ペイロードの短波赤外線偏光多角度イメージャーにより、中国は初めて短波赤外線帯域の偏光多角度衛星観測能力を持つようになった。それによって得られる偏光情報は独特な特徴を呈しており、水雲の効果的な識別、雲の有効半径のインバースに用いられ、天気予報、気候変動、地球環境などの分野におけるモニタリング能力を高めることができる。

4月16日に酒泉衛星発射センターから打ち上げられた同衛星は、米国と日本による降水観測専用衛星の共同打ち上げに続く世界3基目の能動型降水観測衛星だ。その打ち上げ成功により、中国は世界で唯一の「トワイライト軌道、午前軌道、午後軌道、傾斜軌道」の4本の地球低軌道の気象衛星を持つ国になった。(編集YF)

「人民網日本語版」2023年5月16日

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