習近平国家主席は24日、ユーラシア経済連合(EAEU)第2回ユーラシア経済フォーラム総会の開幕式にテレビ会議の形式で出席し、挨拶を述べた。新華社が伝えた。
習主席は、「激動と変革の中にある世界に直面して、ユーラシアの協力の道をどのように歩むべきか。これは地域の人々の幸福に関わるだけでなく、世界の発展の行方にも深刻な影響を与える。このような時代からの問いかけ、歴史からの問いかけに対し、中国の答えは明確だ。私はグローバル発展イニシアティブ、グローバル安全保障イニシアティブ、グローバル文明イニシアティブを相次いで打ち出し、各国に恒久平和、普遍的安全、共同繁栄、開放的包摂、クリーンで美しい世界を建設し、人類運命共同体の構築を推進するよう共に努力することを呼びかけてきた。今年は私が『一帯一路』(the Belt and Road)共同建設イニシアティブを提起してから10周年にあたる。このイニシアティブの根本的な出発点と立脚点は、遠くの親戚と近くの隣人が共同発展する新たな方法を探求し、各国に幸福をもたらし、世界に恩恵をもたらす『幸福の道』を切り開くことにある」と指摘した。
また習主席は、「ユーラシア大家族の一員として、中国の発展はユーラシア地域と切り離せず、またユーラシア地域に恩恵を与えるものでもある。中国は、『一帯一路』共同建設とEAEU建設のマッチング・協力がより深く実質的なものになり、各国が団結協力し、心を一つにし力を合わせ、手を携えてユーラシア協力の新局面を切り開くことを心から願う。今年下半期には、中国は第3回『一帯一路』国際協力サミットフォーラムを開催する。中国は『一帯一路』共同建設国およびEAEU加盟国とともに、引き続き平和・発展・協力・ウィンウィンの旗を高く掲げ、チャンスを共有し、共に未来を創りたい」と強調した。
EAEU第2回ユーラシア経済フォーラムは5月24日にロシア・モスクワでオンラインとオフラインで開催された。今回のテーマは「多極化する世界の中のユーラシア一体化」となっている。(編集KS)
「人民網日本語版」2023年5月25日