ここ数年、中国の国産化粧品が勢いよく発展している。浙江省温州市ではこのほど、国産化粧品の消費に関するアンケート調査が行われた。それによると、回答者のうち20-35歳の若い世代が国産化粧品消費の中心で、70.68%の高い割合を示した。そのうち女性が84.86%、男性が15.14%で、フリーランスで働く人が多くを占め、47.76%に上った。国産化粧品を使用した期間は1年以上・5年以下という人が59.52%だった。
調査によれば、消費者が国産化粧品ブランド・製品を知るルートは、ECプラットフォーム(58.11%、複数回答)、プラットフォームの広告(46.82%)、ネットで人気のあるメイクの達人(43.08%)、SNS(50.73%)、オフラインの実店舗(27.84%)、友人のすすめ(17.06%)となっている。大半の消費者がECプラットフォーム、製品のCM、SNSで人気のメイクの達人のおすすめなどのルートを通じて国産化粧品の情報を得ていることがわかる。
また調査によると、国産化粧品に対する消費者の熟知度と満足度が安定的に上昇している。国産化粧品ブランドをいくつ知っているかでは、「5-10ブランド」と答えた人が71.91%に上り、「10ブランド以上」は14.14%だった。また消費者の43.16%が「国産化粧品を使ったことがある」と答え、31.37%が「ずっと国産化粧品を使っている」とし、23.79%が「最近、国産化粧品を使い始めた」とした。消費者が国産化粧品に一ヶ月当たりいくら使っているかを見ると、「201-500元(1元は約19.2円)」が56.8%、「501-800元」が34.38%だった。
消費者で「国産化粧品に満足している」と答えた人が8割を超え、「国産化粧品は評判がよい」と考える人が9割を超えた。今持っている化粧品の中で国産化粧品の占める割合をたずねたところ、「20-40%」と答えた人が60.16%に上り、「60-80%」は24.83%だった。また74.17%の消費者が「これからずっと国産化粧品を使う」と答えた。(編集KS)
「人民網日本語版」2022年11月29日