10月1日の国慶節(建国記念日)に合わせて1‐7日が7連休となる中国。北京市気象台によると、連休中、強い寒気が北京に襲来しそうだ。これまで青空が広がり、暖かかった北京では、2日に天気の変わり目を迎え、3日には気温が急激に低下すると予想されている。4日の日中の予想最高気温は15度で、それ以降も16 - 18度で推移しそうだ。中国天気が報じた。
「朝はひんやりとしていたのに、昼は熱くてたまらない」。北京では最近、朝晩は肌寒くなるのに対して、日中は夏のような暑さになり、気温の差が非常に激しくなっている。北京の代表的な観測所「南郊観象台」では、9月19日に「秋入り」となった。例年(1991年‐2020年の平均)は9月13日に「秋入り」しているが、今年は6日遅い「秋入り」となった。
今年は例年に比べて「秋入り」が遅くなった理由に関して、気象専門家は、「今年8月下旬から9月上旬にかけて、北京の平均気温は例年より約2度低くなった。しかし、その後は、上空では気圧の尾根の勢力が強くなって、寒気の勢力が弱まり、気温が高くなった。そのような状況が9月中旬から末にかけて続いたため、『秋入り』が遅れた」と説明する。
ここしばらく晴れて気温の高い日が続いた北京では、10月2日に天気の変わり目を迎え、3日から気温が急激に低下すると予想されている。2日の北京の予想最高気温は21度で、4日は15度。その後も、16‐18度で推移し、夜間の最低気温は6度ぐらいにまで下がりそうだ。そのため、風邪をひかないように、温かい服装を心がける必要がある。また、気象当局は、「北京では花粉の濃度も高まっているため、花粉症の人はしっかりと予防・対策を講じるように」と呼びかけている。(編集KN)
「人民網日本語版」2022年9月30日