新型コロナウイルス感染症がもたらす不確実性の影響を受けて、今年の国慶節(建国記念日、10月1日)連休には地元旅行、近場旅行、居住する省・自治区・直轄市内の短距離旅行が引き続き旅行の主流スタイルだ。オンライン旅行会社の同程旅行の予測では、同連休に中国の景勝地、ホテル、民泊施設は大勢の観光客を迎え入れることになるという。
携程研究院の産業アナリストの方沢茜さんは、「2022年最後の長期連休ということで、国慶節連休には夏休みに続く今年2回目の旅行熱のピークを迎えると期待される。感染症による不確実性の影響を受けて、短距離で回数の多い旅行、周辺地域のディープツアー、質の高いツアーが引き続き旅行のトレンドで、高級ホテルと農村観光が大きな成長を続けると見込まれ、観光客の年齢は若年化している」と述べた。
同程旅行の予測では、家族旅行、農村観光、赤色観光(革命ゆかりの地をめぐるツアー)、アウトドアレジャー、ドライブ旅行が今年の同連休で最も人気のある旅行テーマだ。家族での旅行やお出かけにぴったりのテーマパーク、動物園・植物園、展覧会などが同連休の人気景勝地のパターンとなっている。宿泊では、中秋節(旧暦8月15日、今年は9月10日)連休後に各種のレジャー・リゾートをテーマにした星つきホテルに対するユーザーの注目度が130%上昇した。
このほか、若い観光客は都市ディープツアーと各種の気軽なアウトドアレジャーを特に好んでいる。同程旅行のデータによれば、9月に入ってから、各種の気軽なアウトドアレジャー関連の検索数の前月比成長率が平均で150%を超えた。都市の散策、フライングディスク、フラッグフットボール、スタンドアップパドルボード、サイクリング、カヌーなど気軽に楽しめるアウトドアスポーツが、若い観光客の注目する人気アクティビティだという。(編集KS)
「人民網日本語版」2022年9月28日