「協力して心を合わせ、共に未来を創造する」をテーマとする中日国交正常化50周年民間記念イベントが24日に北京で開幕した。出席した中日の関係者は「国の交わりは民の相親しむに在り。両国の民間友好交流を強化することで、両国民の相互理解と友好的感情を増進し続けて、両国関係が次の50年間に向けてさらに大きな発展を遂げることへの助力となることを期待する」と表明した。
1972年9月29日、中日両国政府は「中日共同声明」に正式に署名し、国交正常化を実現した。中日国交正常化50周年を記念するため、中国公共外交協会、日中国交正常化50周年記念活動在華執行委員会は2日間の日程で民間記念イベントを共催した。
中国公共外交協会の呉海龍会長は開幕の挨拶で、「今回のイベントは中日の伝統楽器による合奏、中日の共同創作料理の発表、中日友好50周年写真展などが行われ、『親しみやすく、大衆化した、ゼロ距離の』中日民間交流イベントだ。今回のイベントによって、人々が悠久の歴史を持つ中日関係への理解と認識を深めることで、両国民の心の距離が近づき、友好的感情が培われるものと信じる」と述べた。
外交部(外務省)の劉勁松アジア司(局)長は「中日の平和・友好・協力事業は両国及び両国民に恩恵をもたらし、アジアと世界への重要な貢献ともなるものであり、双方はこれを一層大切にし、このためにたゆまず努力するべきだ。国交正常化50周年という新たな出発点において、両国各界が平和・友好の初心に立ち返り、民間友好の伝統を継承・発揚し、青少年を含む交流・協力を幅広く実施して、中日友好事業の礎をより深く、より強固なものにすることを期待する」とした。
中国日本商会の池添洋一会長は、50年前に両国の上の世代の指導者が高度の政治的知恵と戦略的観点から、国交正常化という重要な政治決断をし、両国関係に全く新たな章を開いた過程を振り返ったうえで、日中の民間交流によって、両国関係が次の50年間に向けてさらに大きな発展を遂げるための堅固な基礎が固められることへの期待を表明した。(編集NA)
「人民網日本語版」2022年9月26日