からっとしたさわやかな風が吹く、「天高く馬肥ゆる秋」。多くの人にとって秋はそんな素敵な季節であるものの、花粉症の人にとってはつらい季節となる。花粉症の季節は「春」というイメージが強い人も多いかもしれないが、実際には秋も花粉症が起きやすい季節だ。
中国天気網の気象分析師・石妍氏によると、 9月27日から29日にかけて、中国の大部分の地域で雨がほとんど降らず、特に中・東部エリアでは青空が広がり、空気が乾燥するため、アレルギー指数も上昇する見込みだ。アレルギーが発生しやすい地域が若干少なくなるのは、30日になってからとみられている。
秋も花粉症のつらい季節 効果的な予防策は?
花々が咲き誇る季節ではない秋に花粉症が起きるのはなぜなのだろう。そう感じているネットユーザーも多いかもしれない。実際には、カラフルな花の花粉だけではなく、樹木や雑草の花も花粉症の原因となる。こうした花粉は風に乗って運ばれるため、空気が乾燥している秋は花粉が拡散しやすく、花粉症が重症化するケースが多くなる。
花粉症がつらくなる秋は、理にかなった予防と対策が必要となる。花粉症の予防には、アレルゲンに近づかないようにするのが一番の対策となる。花粉の濃度が高くなる時間帯は、できるだけ外出せず、窓を開けたり、室外のアレルゲンに接触したりするのを避けるのが望ましい。屋外で過ごす必要がある場合は、マスクや帽子を着用し、帰宅後は鼻うがいをするなどの対策を講じるとよいだろう。(編集KN)
「人民網日本語版」2022年9月28日