トランプ大統領「原油価格が底を打ったのは購入する絶好のチャンス」
海外メディアの報道によると、トランプ米大統領は、「原油価格の下落はごく短期的なものになる。マイナス価格は金融市場の状況を反映したもので、原油市場の状況の反映ではない。今は原油を購入する絶好のチャンスで、議会が支持してくれることを願う。目下、石油最大7500万バレルを戦略石油備蓄に積み増すことを検討中だ。サウジアラビア産原油の輸入停止についての意見を検討している」と述べた。
しかし興証先物取引有限公司は、「需要サイドが極度に悲観的な状況の中、5月になると、減産合意に規定された世界への供給削減は、原油価格の動向を変えられないため、原油価格は低い水準、広い幅で変動する局面が続くとみられる」との見方を示した。
独立系コンサルタント会社のエナジー・アスペクツのチーフ石油アナリストのアムリタ・センさんは、「今回の減産幅は遥かに十分ではなく、4月全体の世界のエネルギー需要は前年同期に比べて1日あたり2500万バレル減少する可能性がある。グローバル経済が新型肺炎の打撃を受けていることを考慮すると、原油ニーズの回復は非常にゆっくりしたものになるだろう。そのため今回の減産ではせいぜい原油価格を短期的に支えるだけで、価格上昇にはもっていけないと思われる」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2020年4月22日