国家発展改革委員会は8日に通知を出し、ガソリンの価格を1トンあたり95元(約1867円)、ディーゼルオイルの価格を同90元(約1769円)、引き下げることを決定した。小売価格(全国平均)に換算すると、90号ガソリンが1リットルあたり0.07元(約1.4円)、0号ディーゼルオイルが同0.08元(約1.6円)の値下げになる。今回の価格調整は7月7日の24時から執行される。人民網が伝えた。
同委によると、今回の石油製品の価格調整の幅は、既存の石油製品価格形成メカニズムを踏まえ、7月7日までの10営業日の国際市場における原油の平均価格の変動に基づき算出・確定されたものだ。6月下旬以降、世界の原油供給が過剰になるとの懸念が強まったため、国際市場の原油価格が変動して値下がりし、10営業日の平均価格も低下した。
国内の原油価格が引き下げ調整されたのは、今年に入ってこれが5回目だ。今回は下げ幅が今年最小で、50リットル入り石油タンクを搭載した自家用車の場合、満タンにしても値段は3.5元(約68.9円)しか安くならない。
国内石油製品市場は今年に入ってから13回の価格調整周期を経ており、引き上げが5回、引き下げが5回、据え置きが3回となっている。ガソリンの小売価格は累計で1トンあたり365元(約7174円)引き上げられ、ディーゼルオイルは同295元(約5798元)引き上げられた。(編集KS)
「人民網日本語版」2015年7月8日