国家発展改革委員会が28日に発表した情報によると、中国は今後、商用原油の備蓄制度を確立し、多層的な石油備蓄体系を完備、国内の石油市場の安定的な供給を確保する。このほど発表された「原油加工企業の商用原油備蓄管理の強化に関する国家発展改革委員会の指導意見」に基づき、原油を原料とする各種石油製品の生産・加工企業は、最低15日分の加工量に相当する原油備蓄が義務付けられる。国際原油価格が1バレルあたり130ドルを上回った場合は、備蓄量を適度に減らすことができるが、最低でも10日分の備蓄を確保しなければならない。人民日報海外版が伝えた。
指導意見によると、すでに稼働中の企業は、1年以内に備蓄基準を満たす必要がある。設計規範の発表前に建設され、備蓄条件が整っていなかった企業は、遅くとも3年以内に備蓄基準を満たす必要がある。新設企業は稼動開始後1年以内に備蓄基準を満たす必要がある。国は企業の商用原油備蓄の増加を奨励している。(編集SN)
「人民網日本語版」2015年1月29日