新中国成立70周年

中国の伝説の軍師「姜子牙」が主人公のアニメ映画が来年春節に公開へ

人民網日本語版 2019年09月26日15:23

中国の伝説の軍師「姜子牙」が主人公の映画「姜子牙」が2020年の春節(旧正月、来年は1月25日)に封切られることが今月25日に明らかになり、ポスターも公開された。中国古代の神話に登場するキャラクター「哪吒(ナーザ)」が主人公の大人気中国国産アニメーション映画「哪吒之魔童降世(ナーザ 魔童降世)」に続いて、アニメーション映画制作会社「光線彩条屋影業」が打ち出す「中国神話シリーズ」の新作で、2015年から4年の月日をかけて製作された。北京青年報が報じた。

2020年の春節映画として公開される「姜子牙」は、程騰氏と李■(■は火へんに韋)氏が指揮を執り、王昕氏と李夏氏が監督を務め、ハイクオリティにするために中国国内の多くの有名アニメーション映画監督が力を貸している。程騰監督は、米大手映画制作会社・ドリームワークスに所属していたこともあり、第41回「Student Academy Award」では、同監督が製作した短編アニメ「天外有天(Higher Sky)」が銀賞を受賞した。同賞を受賞した中国人は程騰監督が初めてだ。李■監督は、アニメーション映画製作の分野では豊富な経験を誇り、「宝蓮灯(Lotus Lantern)」では原画の作成を、「紅き大魚の伝説(原題:大魚海棠)」では監督を担当するなど、中国国産アニメ約10作品の製作に関わってきた。

アニメーション映画「姜子牙」では、日本では「太公望」として知られる伝説の軍師であり、「神々の長」である姜子牙から「神々しさ」を取り除くという大胆なリメイクをしている。また、「封神演義」では常に高みの存在である姜子牙が、同映画では下界に降り、「初心」と「天命」の狭間で葛藤する様子が描かれている。

公開されたポスターを見ると、蓑を着て、釣竿を持った姜子牙の後ろ姿が描かれており、その上に大きく描かれている道教神学中の最高神・元始天尊とは対照的なイメージとなっている。同映画で、元始天尊はどのような存在で、姜子牙とどんな関係にあるのか、期待は高まるばかりだ。(編集KN)

「人民網日本語版」2019年9月26日

  

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