在日本中国大使館と「チャイナフェスティバル2019」実行員会が主催する大型交流イベント「チャイナフェスティバル2019」が21日午前、東京都渋谷区にある代々木公園で開幕した。21日と22日の2日間の開催期間中、日本の人々と在日華僑華人による多彩な芸術パフォーマンスや文化体験、人気グルメ、観光案内などのイベントが行われ、中日両国の民間交流と友好への思いがさらに強化された。人民網が伝えた。
「2019チャイナフェスティバル」実行委員会の委員長を務める孔鉉佑・駐日本中国大使、「2019チャイナフェスティバル」最高顧問を務める福田康夫・元内閣総理大臣、中国公共外交協会の呉海龍・会長、日本公明党の山口那津男・代表、中山展宏・外務大臣政務官、在日中国企業協会の王家馴・会長および中日各界の代表が開幕式に出席した。
挨拶に立った孔鉉佑大使は、「国家間の交流は、国民同士が親しくなることで実現する。民間の友好関係は、常に、中日両国関係を前進させる重要な原動力となっている。『チャイナフェスティバル』の開催によって、在日華僑華人と日本の人々に相互交流のためのプラットフォームを提供する。今年は新中国成立70周年の節目の年にあたり、日本も『令和』の時代に入り、中日両国および中日関係も新たな発展チャンスを迎えた。先ごろ開催された『G20大阪サミット』の期間中、中日両国の指導者は、新時代の要求にマッチした中日関係を共同で構築すべきだという重要な共通認識に達した。今年は、『中日青少年交流推進年』であることを契機として、両国の若い世代の友好・交流をさらに強化するのと同時に、両国国民がさらに互いを良く知り、親しくなるよう促す必要がある。最後に、『チャイナフェスティバル2019』を通じて、中日両国の民間友好・交流がいっそう強化され、相互理解が深まり、友情が発展することで、中日関係に新鮮な活力とプラスのエネルギーが注入されることを切に望んでいる」とした。
「チャイナフェスティバル2019」実行委員会最高顧問を務める福田康夫・元首相は、挨拶において、「『チャイナフェスティバル』は、中日両国の民間交流のためのプラットフォームを提供し、文化交流の重要イベントであり、非常に深遠な意義を備えている。民間の文化交流活動は、中日両国の国民の相互理解や親しみを促進する役割を果たし、国と国の関係にとって極めて重要である。今年、新中国は70歳の誕生日を迎えた。この重要な節目となる年に、両国間の友好事業のさらなる推進のためにどうすれば良いかを共同で掘り下げることは、極めて価値のあることだ」と述べた。
また中国公共外交協会の呉海龍・会長は、「中日友好の基礎は民間にあり、その未来は若者が鍵を握っている。両国の民間交流、特に、日本の若者は、中国にできるだけ多く足を運んで、実際の中国を自分の目で見て、中日両国の世代間友好のために貢献してほしい」とした。
「チャイナフェスティバル2019」の会場は、身動きできないほどの人出となっており、なかでも四川のピリ辛料理、北京のシャオチー(軽食)、蘭州のラーメンなどのグルメブースでは、多くの人が長蛇の列を作っていた。日本の人々は、「チャイナフェスティバル2019」において、中国各地の本格的グルメを味わい、中国の有名な地方の風景の展示を楽しみ、切り紙や漢族ショーなどの地方文化ブースでは、体験という形で、唯一無二の「中国風」芸術品を制作することもできる。このほか、中国国際航空や中国東方航空など中国の大手航空会社6社のブースが設置され、来場者からの問合せに応じていた。(編集KM)
「人民網日本語版」2019年9月23日