「新中国成立70周年座談会・中秋懇親会」が15日、横浜で開催された。在日本中国大使館参事官兼総領事の詹孔朝氏、日本中国和平統一促進会の陳福坡会長、全日本華僑華人中国和平統一促進会の凌星光会長、全日本華人促進中国和平統一協議会の鄭正権会長、留日台湾省民会の劉光智会長、横浜山手中華学校の曾徳深理事長、東京華僑総会の林斯福会長、横浜華僑総会の王忠福会長ら各界の代表が同会に出席した。人民網が伝えた。
在日本中国大使館参事官兼総領事の詹孔朝氏は、挨拶の中で、「自分が生きている今の時代に、祖国が日を追うように豊かに、強くなってきていることを深く感じいっている。中国はこれまでに、香港・マカオ地区の祖国復帰、WTO加盟、空母の就役、世界第2のエコノミー、世界トップの製造強国、『一帯一路(the Belt and Road)』建設、リビアからの避難など様々な出来事を経験してきた。これらは中国共産党の指導的立場が歴史的選択であり、中国国民の選択であることを証明している。新中国成立以来70年間の成果は、中国が歩んできた道が正しいものだったことを雄弁に物語っている。そして現在、世界の数多くの国や政党も中国の歩みや中国の経験を研究している。海外にいる華僑華人の皆さんは、自身の優位性を存分に活用し、祖国と呼吸を合わせて運命を共にし、引き続き、祖国の建設・発展のために大いに貢献していただきたい」と呼びかけた。
日本中国和平統一促進会の陳福坡会長は、「中国共産党が産声を上げた1921年から現在まで、多くの風雨を経験してきたが、たゆまぬ努力と人民からの支持を礎に、中華人民共和国を成立させた。私自身は台湾地区出身ではあるが、その前にまず1人の中国人である。日本中国和平統一促進会の成立目的は、台湾海峡両岸の関係や平和の発展、中国の平和的統一プロセスを促進するための力となりたかったから」と語った。
全日本華僑華人中国和平統一促進会の凌星光会長は、「私は1933年に東京で生まれ、軍国主義を経験し、差別を受けたこともある。それゆえに、強大な祖国の重要性を身に染みて理解していると言え、その時から祖国の建設事業に身を投じようとひそかに決心していた。祖国に戻った後は、陳達夫氏と『ポケット日中辞典』を共同で編纂した。また、『中日国交正常化』のために訪中した田中角栄元首相一行の接待業務にも関わった。『老いるまで生き、老いるまで学ぶ』を実践し、学習を続け、反省を続け、新たな考え方を取り入れ続けることで、祖国の歩みにしっかりとついていかなければならない」とした。
挨拶に立った全日本華人促進中国和平統一協議会の鄭正権会長は、「中国政府は貧困支援事業や地域発展事業に巨額を投じているだけでなく、常に海外に住む華僑華人についても気にかけてくれている。日本で大震災が起こった時も、大使館・領事館はただちに救助や避難の手を差し伸べてくれた。このような事実から、中国共産党が一心に民衆のための施政を行っていることがわかる。また、これらの事実について、台湾地区の同胞も実際に見聞きしている。我々は、中華文明は強大な団結性を備えていることを知っている。在日華僑・華人が、中国の平和的統一事業において、共に努力し、一日も早い中国の平和的な統一が実現するよう心から願っている」と述べた。
同日開催された座談会では、留日台湾省民会の劉光智会長、全日本華僑華人中国和平統一促進会の潘宏程秘書長、全日本華人促進中国和平統一協議会の王志剛副会長が順に祝辞を述べた。(編集KM)
「人民網日本語版」2019年9月18日