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映画「我和我的祖国」、建国大典前夜描いた「前夜」予告が公開

人民網日本語版 2019年09月12日15:18
映画「我和我的祖国」、建国大典前夜描いた「前夜」予告が公開

映画「我和我的祖国(Me and my country)」はこの1カ月以上にわたり、7つの歴史的な瞬間を描いたストーリーの予告編を公開してきた。そのうち管虎(グアン・フー)監督の「前夜」は、1949年10月1日の建国の大典の前夜を描いている。天安門広場の旗のポールを設計し、設置した林治遠さん(演・黄渤)らが、一分一秒を争い、数多くの問題を乗り越え、建国の大典で中国初の五星紅旗が無事掲揚されるよう奮闘する物語だ。国際在線が伝えた。

1949年10月1日午後3時、北京の天安門広場で行われた建国の大典にて、毛主席は全世界に「中華人民共和国中央政府が本日成立した」と宣言した。その後自ら電動国旗掲揚ボタンを押し、新中国初の五星紅旗がゆっくりと掲げられた。これはすべての中国人にとって、非凡な意義を持つ歴史的瞬間であった。

従来の主流映画と異なり、「前夜」は建国の大典という輝かしい瞬間や天安門の城楼の上に並んだ偉人の姿に重点を置かなかった。管虎監督は「歴史的な大きな変化における普通の市民の人生経験」にスポットを当て、林治遠など徹夜で働いた労働者や祖国に思いを寄せる一般の人々を描いた。黄渤(フアン・ボー)が演じる林治遠は当時の建設局技術責任者で、天安門広場の旗のポールを設計し、設置した人物でもある。黄渤は役柄に近づくため、演技でも自らポールに上り、溶接など危険な作業もこなした。撮影中には手に傷を負ったという。黄渤の他に、王千源(ワン・チェンユアン)、欧豪(オウ・ハオ)、梁静(リャン・ジン)、佟大為(トン・ダーウェイ)らが演じる人物にもモデルがいる。そのため物語がよりリアルで感動的になり、温もりを帯びている。

映画「我和我的祖国」は7つのストーリーに分かれている。新中国成立から70年間の7つの歴史的瞬間を題材としており、中国の繁栄・興隆の70年の縮図と言える。7つのストーリーはいずれも普通の市民が主役だ。建国の大典の前夜に国旗を無事に掲揚するため一分一秒を争った作業員、初の原子爆弾実験成功の裏側で人知れず青春を捧げた科学研究者、北京五輪の開催期間中の親切なタクシー運転手など、本作は祖国の輝かしい瞬間を裏で支えた一般人にスポットを当てている。全国民に共通する記憶を一つにし、より現実に根差した、心温まる記念映画となった。

本作は9月30日に全国で上映される。(編集YF)

「人民網日本語版」2019年9月12日

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