物流大手・日本通運は6日、日本から中国厦門(アモイ)を経て、欧州に向かう、海路と鉄路の複合輸送サービスを1日からスタートさせたと発表した。新華社が伝えた。
日本通運の発表によると、同サービスでは、東京や横浜、名古屋、神戸といった日本の主要港を出発して、厦門までを海上輸送し、厦門からポーランド・マワシェビチェ、ドイツ・ハンブルグ、デュイスブルグ間を鉄道輸送する。
この組み合わせで欧州へ輸送を行った場合、リードタイムは23-25日となり、すべて海上輸送とした場合の40日よりも、大幅にリードタイムを短縮できる。すでに開通している大連経由の海路・鉄路複合輸送サービスと比べても、リードタイムが1週間短縮し、輸送コストも大幅に削減するという。
日通は2015年11月から、空路と海路に継ぐ3番目の輸送経路を確保するべく、中国と欧州を結ぶ鉄道輸送サービスの利用に着手していた。18年5月からは、国際定期貨物列車「中欧班列」を利用し、日本から大連を経由し、欧洲まで鉄路輸送する複合輸送サービスの提供を始めた。(編集KN)
「人民網日本語版」2019年9月7日